ウラシマソウ(浦島草)
2009-04-13


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浦島草 2009年4月13日撮影
 

昨年5月上旬のブログでマ ムシグサを取り上げた

上の写真は同属のウラシマソウで、私の庭の片隅でひっそりと咲きだしたものである
浦島草なる名前は肉穂花序の上端が釣り糸のように突き出ており、浦島太郎伝説を連想させるこ とからの命名された


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仏炎包の上端をつまみあげて、釣り糸?元の部分を撮影
写真に写っていないが右下方向に糸状のものがまだまだ続いている


浦島太郎伝説は「丹後風土記」や「万葉集」にも登場する
かって、授業で万葉集にでてくる次の一節
[春の日の 霞める時に 住吉の 岸に出で居て 釣舟の とをらふ見れば いにしへの ことぞ思ほ ゆる 水江の 浦島の子が 鰹釣り 鯛釣りほこり 七日まで 家にも来ずて 海境を 過ぎて漕ぎ行く に ・・・・]
を読まされてことがふっと頭に浮かびました

ウラシマソウ自体は古くから”於保保曽美(オホホソミ)という名で知られていたそうであるが 、ウラシマソウなる名前で呼ばれるようになったのはいつ頃なのか気になるところである

この植物を読み込んだ句に正岡子規の「枕もと浦島草を活けてけり」
がある

俳句の季題は<夏>だそうだが、開花時期からみると<春>のように思えるのですが・・・・

なぜ、<春>でなくて<夏>なのか
知りたいものである

本ブログを書くにあたり、つぎの書籍を参考にしました
「図説 花と樹の辞典」 木村著   柏書房
[花]
[草木]
[雑感]

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